December 11, 2009

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角川書店の『怪』で「妖怪図鑑図鑑」という連載やってます。

そのむかし妖怪ブーム花盛りであった頃の、水木しげる先生以外の人が手がけられた、子供向け妖怪図鑑(中岡俊也や佐藤有文とか)や、雑誌の妖怪特集記事(大伴昌司とか)について、つっこんだり感心したりするの。
季刊で17回だから、もう4年。

前々回から、昔、夜店や駄菓子屋などで売ってた「けむりおもちゃ」の付録についてた、ミニまんがについて語ってるのです。
「けむりおもちゃ」って、正確な商品名がわからないのですが、あの、指に薬品をなすりとってニチャニチャすると、ほぐれた物質が空中をただよって、煙みたいに見える、あれね。

あれにセットで、ミニサイズの漫画がついてきてたのですね。
これが、もう駄漫画、というか、プリミティブな魅力いっぱい。

前々回で「あくまムン」、前回に「フランケンシュタイン」ときて、今回はスペシャル増ページで「きゅうけつきドラキュラー」「のろいのミイラ」そして「ゆうれいのちかい」の3本立てでお送りしてます。

で、ご存知のかたはご存知だと思うんですが、このなかの「ゆうれいのちかい」は、とり・みき先生のエッセイ『とり・みきの大雑貨辞典』(双葉文庫)で、すでにとりあげられてるんですね。おもしろかったです。当時俺も爆笑しました。
かぶっちゃいけないんで今回、スルーしようか、とも思ったんですが。
いや、やっぱりこの特集の掉尾を飾るのは、この作品のもつ破壊力しかありえない!ってことで、あえて公開することにしました。

とり先生と、ファンの方々、どうもすみません。
同じものなので、つっこみどころもそのまんま。「手ヌキだ」とか言われちゃいそうですが…。

いや、でも、内容を知ってる人も、いままであまり露出の機会の無かった、絵をみて楽しんでくれれば、と思います。
イヤー、本当にヘンですから。

怪 vol.0028 (カドカワムック 327)怪 vol.0028 (カドカワムック 327)
著者:水木 しげる
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2009-11-30
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Posted by nawosan (06:03)

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